カンガルーのお父さんとカンガルー妹ちゃんは
ケーキが好きな子の所へ出かけました。
「こんな所にその子はいるのか?」
カンガルーのお父さんが訊きます。
「・・・この先にいる筈よ」
「それにしても・・・」
「何故、こんな高い所にいるんだ?!。゚(゚´Д`゚)゜。」
どうやらカンガルーのお父さんは
高所恐怖症だったようです。
そんなカンガルーのお父さんを無視して
カンガルー妹ちゃんは言いました。
「確かこの中にいたわ」
中には小物がぎっしりでした。
見つけました。
この中にケーキ好きな子がいます。
それは『ふじさん』と言う所からやって来た
ののはなウサギの女の子でした。
「カンガルーちゃん久しぶり!」
「ののはなちゃん久しぶり。 実はね・・・」
二人はののはなウサギちゃんに
ケーキ屋さんの店長を捜している事を伝えました。
「だったら、あたしと同じケースに入っていたラベンダーさんはどうかしら?
ここの村に来る前に『北の国』でケーキを作ってたって言ってたわ!」
早速、ののはなウサギちゃんに呼んでもらいました。
「ののはなちゃん、あたしに何か用かい?」
「カンガルーちゃん達がケーキ屋さんの店長を捜してるの!
ラベンダーさんはケーキを以前作ってたって言ってたから二人に協力して!」
二人もラベンダーウサギのお母さんにお願いしました。
「そうなのかい?あたしで良ければ協力しますよ」
「やった!」
ののはなウサギちゃんは大喜び。
「良かった!これでケーキ屋さんとカフェがオープン出来る!」
カンガルーのお父さんは高い事も忘れてジャンプして大喜び。
カンガルー妹ちゃんもにっこり笑いました。
ラベンダーウサギのお母さんはケーキ屋さんの店長。
ののはなウサギちゃんは店員になる事になりました。
オープンを夢見て二人は
一先ず家に帰る事にしました。
「考えてみたら、またここを通らないといけないのか・・・(´;ω;`)」
「・・・お父さん。次の時は管理人さんに連れて来てもらおうね」
カンガルー妹ちゃんはボソッと呟きました。
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