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趣味のシルバニアファミリーの事、小さい物を載せています。
カンガルー姉妹の村
カンガルー姉妹の村の話
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名前: *詩歌*(しいか)
シルバニアやミニチュアが大好きです。
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てるてる坊主を作るカンガルー姉妹

朝から降り始めた雨は
止む事なく村を覆っています。

カンガルーちゃんは
窓から外を見つめていました。



ザァーザァー・・・・と

激しく降ったり緩くなったり。

全く止む気配がありません。



(雨って、嫌いだな・・・。
 雨が降るとお洗濯は乾かないし、
 じめじめで気持ち悪いし)



(それに・・・)

カンガルーちゃんは枕を抱きしめながら
溜め息をつきました。

「今日はアカシカちゃんと遊ぼうと思ってたのに・・・」

公園でブランコと滑り台と。
アカシカちゃんとの遊びを楽しみにいていたのに
生憎の雨。

(やっぱり、雨って嫌い)

雨のせいで心まで、どんよりとしています。

ふと、机で何かをしている
カンガルー妹ちゃんに気づきました。



「?」

どうやら、ハサミで布を四角く切っているようです。

「何してるの?」

気になったカンガルーちゃんは声をかけました。



「・・・こんな雨だから、てるてる坊主を作ろうと思って」

振り向いたカンガルー妹ちゃんは
布と丸い綿を見せました。

「てるてる坊主?」

初めて聞く言葉にカンガルーちゃんは不思議顔です。

「ラベンダーさんが教えてくれたんだけど」

ラベンダーウサギのお母さんはとても物知りです。
以前は『いちご大福』なんてお菓子を食べさせてくれたりと
カンガルーちゃん達を可愛がってくれます。

「てるてる坊主って言うのを作って飾ると、
 明日お天気にしてくれるんだって」

「え!すごい!」

そんな魔法みたいな事が出来るなんて。
カンガルーちゃんの瞳はキラキラと輝きました。

「どうやって作るの?私も作りたい!」

「うん。ラベンダーさんに教えてもらったから一緒に作ろう♪」

そして二人はてるてる坊主を作り始めました。



「出来たー!」



「見て見て。紫のてるてる坊主だよ♪」

「可愛く出来たね^^
 ・・・私のも出来たよ♪」



カンガルーちゃんは紫。
カンガルー妹ちゃんはピンクのてるてる坊主が出来上がりました。

「・・・あと、もう一つ」



「末っ子ちゃんのてるてる坊主♪」

まだ小さなカンガルー末っ子ちゃんには
二人がてるてる坊主を作ってあげました。

色は薄ピンクです。

早速二人はてるてる坊主を飾る事にしました。



「ここはどうかな?」

「・・・でも、お母さんに聞いてみないと・・・」



「あら?二人ともそんな所で何をしているの?」

「あ!お母さん、実はね」

てるてる坊主を作った事、それをここに飾りたい事を
二人はカンガルーのお母さんに説明しました。

「そう。そんな可愛らしい風習もあるのね?
 良いわよ、そこに飾りましょう♪」

カンガルーのお母さんの許可を貰い
てるてる坊主をここに飾る事にしました。



初めて見るてるてる坊主を気に入ったカンガルー末っ子ちゃん。

なかなか手放さそうとしません。
でもお姉ちゃん達が明日お天気にしてくれる事を説明すると
そっと手を放しました。

ちょっと残念そうですが納得したようです。



カンガルー姉妹のてるてる坊主が並んで飾られました。

まるで三姉妹が寄り添って
雨音を奏でているように揺れています。

「可愛いね・・・♪」

「雨って嫌いだと思ってたけど、
 こんなに可愛いてるてる坊主が作れるなら
 雨も悪くないかもね^^」

どんよりとしていたカンガルーちゃんの心は
ぽかぽかと温かい気持ちになりました。



「お父さんがお仕事から帰ってきたら見せてあげよう♪」

「きっとびっくりするよ♪」

「可愛いって言ってくれるかな?」

カンガルーのお母さんは微笑みました。

「大丈夫よ。お父さん、きっと喜んでくれるわ♪」

その言葉にカンガルー姉妹は笑顔で
カンガルーのお父さんの帰りを待ちわびました。



後日、村は青空になりました。

これもカンガルー姉妹が
てるてる坊主を作って飾ったおかげかもしれません。

桜が満開を迎えた村の公園では
沢山の住人がお花見を楽しんでいます。

カンガルーさんのお家もお弁当を持って
家族全員でお花見を楽しみました。



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カンガルー姉妹に届いたクリスマスプレゼント

クリスマスの朝。

カンガルー姉妹がベッドから起きると
枕元にクリスマスプレゼントが置いてありました。

二人は目をキラキラさせて大喜び。

「サンタさんからプレゼントだ!!」

朝の支度を全て終えると
プレゼントの包みを開きました。



「わぁ!欲しかったバッグだ!」

カンガルーちゃんの方には以前から欲しかった
パールのバッグと赤リボンの耳飾りが入っていました。

「私も欲しかったバッグが入ってたよ♪」

カンガルー妹ちゃんには
リボンのついたバッグとピンクリボンの耳飾りでした。



「お揃いのリボンだね♪」

大はしゃぎのカンガルー姉妹の近くで
もう一人喜んでる子がいました。



それはお花のカチューシャをつけ
おもちゃで遊ぶカンガルー末っ子ちゃんの姿でした。

その隣でカンガルーのお母さんが微笑みます。

「みんな良かったわね^^大切にするんですよ♪」

「はーい♪」

カンガルー姉妹は声を揃えて返事をしました。



『サンタさん、プレゼントどうもありがとう~!』

その後は家族全員でケーキを食べて
クリスマスをお祝いしました。




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マロンイヌとふたり乗りベビーカー

ぽかぽかの暖かい日。

カンガルーのお母さんは
今日もすくすく育つようにお花にお水をあげています。

そこへ、マロンイヌさんがやって来ました。

「カンガルーさん、おはようございます!」

「マロンイヌさん、おはようごいます」

振り向いたその光景に
カンガルーのお母さんはびっくりしました。



「今日は天気が良いので、娘達とお散歩中なんですよ♪」



「あら!いつの間に、二人になったのね」

「はい!(ピンクわたウサギの)ピワちゃんです♪
 二人になったのでベビーカーを購入したんです」

「そうね。スリングだけだと大変ですものね。
 本当にこの子も美人さんね♪」

「ありがとうございます!二人とも自慢の娘です❤」


****




マロンイヌさん二児のパパになったので、
『ふたり乗りベビーカー』を購入しました。



ベビーカーの購入予定はなかったんですが、
マロンイヌさんのスリングを見てたら大変そうで購入しました。



可愛らしいベビーカーでピンクちゃん達にぴったりです(*^_^*)




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マロンイヌがカンガルー家にやって来た

約束通り、マロンイヌさんとピンクマロンイヌちゃんは
カンガルーさんのお家を訪問しました。



ずっとこの日を楽しみにしていたマロンイヌさんは上機嫌。

カンガルーのお母さんに娘のピンクマロンイヌちゃんの
日常の出来事や絵を描くのが好きな事を沢山話しました。

カンガルーのお母さんも末っ子ちゃんと姉妹の小さい頃の話や
育児のアドバイスを聞かせました。



ピンクマロンイヌちゃんはと言うと、
カンガルー妹ちゃんとカンガルー末っ子ちゃんと
大人しく遊んでいました。



「二人ともずっと喋ってるなぁ~」

いつまでも続くお喋りにカンガルーちゃんは
少し呆気にとられていました。

「あれ?」

カンガルーちゃんは窓の外に気付きました。



二人の事をじっと見つめる視線。

「あれは・・・・もしかして」

フラワーショップの方に向かうと、
やはりそうでした。



そこには尻尾をしゅんとさせた
カンガルーのお父さんの姿がありました。

「・・・・どうして、お母さん・・・あんなに楽しそうに・・・ブツブツ・・・」

何かを呟いてるようですが、
カンガルーちゃんには聞こえません。

「お父さん、こんな所で何してるの?」

話しかけてもカンガルーのお父さんは真剣で
全然カンガルーちゃんに気づいてくれません。



その光景を見ていたアカシカさんが声をかけて来ました。

「この人、あの子に嫉妬しているみたいよ」

「しっと??」

「・・・・お母さん・・・私の事を嫌いに・・・ブツブツ・・・」

またぶつぶつと呟いてます。



「・・・・お父さん・・・」

「放って置きなさいな。そのうち飽きるわよ」

カンガルーのお母さんがお友達とお喋りをするので、
フラワーショップのお手伝いに来たカンガルーのお父さん。

全く役に立たないので、
アカシカのお母さんはすっかり呆れてしまいました。

「これだから、男は・・・」




すっかり話し込んだマロンイヌさんとカンガルーのお母さん。

辺りは夕暮れに包まれていました。

「今日は本当にありがとうございました!」



「沢山お話出来て、とても楽しかったです!」

「少しでもお役に立てたなら、何よりですよ^^」

「またお話に来ても良いですか?」

「ええ。また遊びに来て下さいね」

「その時は・・・」
マロンイヌさんはカンガルーのお父さんの方を向きました。



「カンガルーさんも一緒にお話ししましょう!
初めての育児の父親の心得を教えて下さい!」

急に話しかけられてカンガルーのお父さんはびくっと肩を震わせました。

「えっ!あっ・・・はい!その時は是非・・・」

「あと良ければ、お暇な時に一杯、でも」

マロンイヌさんは指で輪っかを作りクイッと上げて見せました。

「あっ・・・あまり飲めませんが・・・是非、喜んで!」

マロンイヌさんはその言葉を聞いてにっこり笑いました。

嫉妬していたカンガルーのお父さん。
そんな自分が何だか恥ずかしくなりました。

もしかしたら、今度はマロンイヌさんとカンガルーのお父さんの
お喋りを聞けるかもしれません。





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マロンイヌとカンガルーのお母さん

それは心地良い風が吹く午前中。

カンガルーのお母さんはサンルームの前に咲くお花に
ジョウロでお水をあげていました。



「今日も良い天気ね♪」

爽やかな天気に、お水を浴びてキラキラとお花は輝いています。

「あら? あれは・・・」

「カンガルーさん、おはようございます!」



元気良く挨拶したのは、マロンイヌさんでした。

「マロンイヌさん、おはようございます。ところで・・・その子は?」



「はい!俺の娘のピンちゃんです。もう可愛くて可愛くて❤」

ピンクマロンイヌの赤ちゃんが
可愛くて仕方ないマロンイヌさんの鼻は伸びきっていました。

「まあ、美人さんね♪ このスリング手作り?」

「はい!ピンちゃんの為に俺の手作りなんです。
女の子なので花柄にしました」

「すっかり良いパパね♪」

「そんな・・・(照)」

ふと、マロンイヌさんはカンガルーのお母さんに
会いに来た目的を思い出しました。



「カンガルーさん。今度、育児について色々教えて下さい!
初めての育児で戸惑う事ばかりで・・・。
カンガルーさんならお子さんを3人も育てていますし、
お願いします!」



突然の申し出にカンガルーのお母さんは驚きましたが、
にっこり微笑んで頷いてくれました。

こうして、マロンイヌさんはカンガルーのフラワーショップが
暇な時に訪問する事になったのでした。


***

布を切って、貼っただけなんですが、
ベビースリングを作ってみました(*・ω・)ノ



もう私の中でマロンイヌさんはイクメンになっちゃいました(^_^;)



なかなか似合ってます(*^^)v




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