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趣味のシルバニアファミリーの事、小さい物を載せています。
カンガルー姉妹の村
カンガルー姉妹の村の話
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名前: *詩歌*(しいか)
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頑張り屋のメイプルネコくん②

つづきです↓

★腰を痛めたアカシカさん

★頑張り屋のメイプルネコくん①


「それじゃあ、仕入れに行ってくるわね」

お花の仕入れはいつもアカシカのお母さんが
行っていましたが腰を痛めた為、お休み。

代わりにカンガルーのお母さんが出かけます。

「末っ子ちゃんの面倒をよろしくね」



カンガルー妹ちゃんはカンガルー末っ子ちゃんの面倒を。
メイプルネコくんは植木の手入れをします。

「まま・・・」

いつもと違う状況にカンガルー末っ子ちゃんの
目がうるうるしてきました。



仕事の時もいつも一緒にいるお母さんが出かけてしまったのです。
寂しいのは当たり前です。

「末っ子ちゃん、大丈夫?」
心配そうにメイプルネコくんが声をかけます。

だけどまだメイプルネコくんに慣れてないカンガルー末っ子ちゃんは
カンガルー妹ちゃんのスカートを掴んで目を合わせてくれません。

「お母さん、すぐ帰って来るからね」
カンガルー妹ちゃんも優しい言葉をかけます。

どうにか泣くのを我慢して暫く経つと、
カンガルーのお母さんが帰って来ました。



「ただいま」

「カンガルーさん、お帰りなさい」



「末っ子ちゃん、待たせてごめんね」

「まま!」

大好きなお母さんのポケットに入ると
カンガルー末っ子ちゃんは安心したようで笑顔になりました。

カンガルー妹ちゃんもメイプルネコくんもホッとしました。



「お花は僕が運びますね」

「あら、ありがとう。でも重いから気を付けてね?」

「はい。頑張ります!」

カンガルーのお母さんが言った通り鉢植えは重く、
一つ運ぶのも一苦労です 。

「私も手伝うよ」

カンガルー妹ちゃんも手伝って
二人はお花を店に並べ終えました。

まだ開店もしていないのにメイプルネコくんは息切れをしていました。

「メイプルネコくん、大丈夫・・・?」

 

「うん・・・。大丈夫emojiありがとう」

どちらかと言うと外に出るより
家で過ごすのが好きなメイプルネコくん。

お花屋さんの実は大変なお仕事だと言う事に
少し戸惑っていました。



「頑張り過ぎなくていいのよ、メイプルネコくん。
 昨日もお店が終わった後、お姉ちゃんを探してたんでしょう?
 夜はぐっすり眠れた?」

実はフラワーショップの手伝いと
メイプルネコちゃんを探す事もしていたメイプルネコくん。
疲れてるせいなのか夜もあまり眠れていませんでした。

気づかれていたとメイプルネコくんは
しゅんと下がった耳を更に下げました。

「ごめんなさい。お役に立とうと張り切って・・・」

「いいのよ。頑張る事はいけない事ではない。
 けど無理はしないで欲しいのよ」

カンガルーのお母さんの言葉に
胸を打たれたメイプルネコくんは頷きました。

「カンガルーさん、ありがとうございます」

それからはメイプルネコくんは
頑張り過ぎないようにお店のお手伝いと
メイプルネコちゃん捜しを続ける事にしました。



~頑張り屋のメイプルネコくん~おわり






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