忍者ブログ
趣味のシルバニアファミリーの事、小さい物を載せています。
カンガルー姉妹の村
カンガルー姉妹の村の話
 ↑
*クリックすると詳細が開きます*
プロフィール


名前: *詩歌*(しいか)
シルバニアやミニチュアが大好きです。
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
バーコード
ブログ内検索
忍者カウンター
[228]  [227]  [226]  [225]  [224]  [223]  [222]  [221]  [220]  [219]  [217

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

腰を痛めたアカシカさん

それは突然起こりました。

「本当にごめんなさいね・・・」

腰を摩りながら、アカシカのお母さんは
カンガルーのお母さんに謝りました。



「何を謝る事があるの。今は貴女の身体の方が大事よ」

カンガルーのお母さんは心配そうに
アカシカのお母さんを見つめました。

ここの『カンガルーフラワーショップ』は
カンガルーのお母さんが店長。
アカシカのお母さんが手伝いをしています。

 

「でもまさか腰を痛めてしまうなんて・・・」

アカシカのお母さんはベンチに腰かけるとしょんぼりです。

いつも通り植木を移動させようと持ち上げた瞬間、
グキッと腰を痛めてしまったようです。

「気にしなくていいのよ!今は休んで頂戴」

そんな二人のやり取りに気づいたカンガルー妹ちゃん。

「どうしたの・・・?」と尋ねました。



「さっき植木を持ち上げたら、腰がね・・・」

アカシカのお母さんは情けないと苦笑いです。

「え!? おば様、大丈夫なの!?」

「あはは。妹ちゃんも気遣ってくれて、ありがとう。
 大丈夫・・・よ」

本当は痛いのに我慢している事は
カンガルー妹ちゃんでもすぐに分かりました。



「なら、私が・・・お店の手伝いをするよ!」

いつも引っ込み思案なカンガルー妹ちゃんが
こんなに積極的に言ってくれた事は珍しい事でした。

「でも、体力を使う仕事だし・・・」

「私、頑張るよ!」

カンガルー妹ちゃんの熱意にアカシカのお母さんはにっこり笑うと
「じゃあ、この店をお願いね」と言いました。

カンガルー妹ちゃんは深く頷きました。



~つづく~






拍手[3回]

PR


忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne