カンガルーのお父さんが知らない人からもらった和ポットは、
家族から存在を忘れられていました。
『幸せが訪れる』なんて、
カンガルーのお父さんが嘘をつかれただけだったのでしょう。
だってカンガルー家はバイト募集をしたり、
村発展を頑張ったりと忙しいですが、
いつも幸せいっぱいなのですから。
そんな日、カンガルーちゃんが学校から帰って来ました。
カンガルーのお母さんたちはフラワーショップでお仕事中です。
「ただいま~」
ふと家の玄関を通ると・・・
何か違和感を感じました。
「ん・・・・・?」
和ポットから白いうさぎさんが身を乗り出していました。
うさぎさんはどうやらカンガルーちゃんに気づいていないようです。
そっ~と覗き込みます。
ビクッ??!!!
気づいたうさぎさんとカンガルーちゃんは
目を真ん丸にして驚きました。
何を考えたのかうさぎさん。
ゆっくりと和ポットの中へ入っていきます。
それをカンガルーちゃんは見つめる事しか出来ません。
すると、勢い良く蓋がピシャ!!と閉まりました。
「え?え??? 今の何・・・・?

」
唖然とするカンガルーちゃんは
息をのむと、意を決して蓋を開けました。
パカッ。
ところが和ポットの中は空っぽです。
「・・・・え?え?ええっ?!!


」
カンガルーちゃんは頭を混乱させながらも
しばらくその和ポットを観察しましたが、
それっきりうさぎさんは出て来てくれませんでした。
一体あのうさぎさんは何だったのでしょうか
~おわり~
***
さて、ガチャでまたうさぎさんを発見したので回しました♪
以前の餅つきうさぎさんの話を
初めて娘たちに読んであげました。
そしたら意外に大ウケ!
今まで私の自己満のお話は娘たちに内緒だったんですが、
すっかりカンガルー姉妹を覚えてくれて、
マロンイヌさんの話も気に入ってくれました(*^_^*)
その為、このうさぎさんも話に出して!
と言う事で出来たお話でした♪
最後まで読んで下さり、ありがとうございます☆
さて明日はついにバイトの人が決まります。
誰が来るんでしょうね~(*・ω・*)
[2回]